無月経症とは、月経が来ない状態を無月経症といいます。
無月経は、18歳以後になっても初潮のみられない原発性無月経と、
月経が今まであったのに、3か月以上出てこなくなる
続発性無月経に分けることができます。
原発性無月経になる原因は、
DNAがターナー症候群などのように、性染色体異常があることで、
卵巣はあっても卵胞成分を含まないため、無月経になる場合があります。
鍼灸・整体で対応できるのは、続発性無月経症の方になります。
続発性無月経症になる原因としては、
視床下部・下垂体・卵巣・子宮などに原因があります。
・視床下部に原因がある場合:
続発性無月経の原因の約80%を占めます。
視床下部は、下垂体を通じて卵巣の働きを調整します。
同時に、卵巣から分泌される卵胞ホルモンに反応し、
ホルモンの放出を促進する物質の分泌を調節しています。
視床下部に原因のある無月経には、
ストレス性無月経:強い精神的ストレスによっておこる
体重減少性無月経:急激な体重減少によっておこる
過食症、拒食症からの無月経:極端な食物の摂取異常、神経性食欲不振症や過食症から
運動性無月経:過度の運動によっておこる場合があります。
何もないのにおこる特発性視床下部性無月経も少なくありません。
いつもは、視床下部によって抑制されている乳汁分泌をうながす
プロラクチンというホルモンが、
視床下部の働きが下がることで過剰に分泌されて無月経になる、
機能的高プロラクチン血症もあります。
・下垂体に原因のある場合:
続発性無月経の原因の約5%を占めます。
下垂体は、卵巣を刺激するホルモンを分泌したり、
副腎皮質や甲状腺を刺激するホルモンと、
プロラクチンなどを分泌しています。
出産・分娩の時に、大量に出血し下垂体に血液が足りず、
下垂体の機能が落ちて、無月経になってしまう場合があります。
・卵巣に原因のある無月経:
続発性無月経の原因の約7%を占めます。
卵巣のはたらきは、排卵と、
卵巣ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)の分泌です。
下垂体から分泌される卵巣を刺激するホルモン
(卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモン)の作用により、
卵は育って卵胞となり、排卵がおこります。
この2つのホルモンのバランスがくずれると、
排卵ができなくなります。
排卵ができなくなることを繰り返すうちに、
卵巣の中にたくさんの嚢胞ができて、
下垂体の指令をさらに受けにくくなってしまいます。
このような状態を多嚢胞性卵巣といい、
卵巣性無月経の状態です。
また卵巣に、男性ホルモンや女性ホルモンをつくり出す
腫瘍ができても無月経になります。
・子宮に原因のある無月経:
続発性無月経の原因の約2%を占めます。
月経は、子宮内膜からの出血です。
子宮内膜に障害がある場合、くり返し行なった妊娠中絶の掻爬手術や、
帝王切開術の後、子宮内腔が癒着することで無月経になる場合があります。
・その他の原因からの無月経:
甲状腺や副腎の機能が過剰に上がっている場合や、
糖尿病、腎不全でも無月経になります。
Q:無月経症 好転堂での対応は?
A:好転堂では、
鍼灸・整体:自律神経の調整に効果のある鍼灸を使って、
視床下部・下垂体・卵巣・子宮などの
ホルモンの働きを改善したり、下腹部の働きを正常にすることで
月経周期を回復するよう改善していきます。
子宮筋腫からくる、身体の不調は
好転堂に連絡を。