Q:「脊柱側弯症って何ですか?」

Q:「脊柱側弯症って何ですか?」

A脊柱側彎症(そくわん症)について書きます。
脊柱側彎症とは、

背骨がねじれをともなって左右に曲がっていくことを言います。
その後、背骨のねじれが進んでいくと、

肺や心臓が圧迫されていろいろな障害が出てきます。

種類は、大きく分けて2つあります。
機能性側彎と構築性側彎に分かれます。

1:機能性側彎

ぎっくり腰や坐骨神経痛などで身体をかばうことによって、
一時的に発生した側弯状態で、
原因が取り除かれれば痛みが消える側彎です。

・姿勢性側弯:脊椎の捻じれを伴わない軽い側弯

・疼痛性側弯:腰椎椎間板や脊髄損傷や病変の痛みでの側弯
・静力学的側弯:足の長さの違いや関節拘縮、股関節脱臼等での側弯
・心因性(ヒステリー性)側弯:立位で見られ睡眠中には見られない側弯
に分かれます。

2:構築性側彎症
身体が成長すると同時に、徐々に背骨がねじれてくる側彎症です。

・突発性側彎症:側彎症の70%を占めます。
頻度は高いが、原因がわかっていない側弯症です。

※年齢による分類だと、
○乳幼児期側弯症(0歳~3歳に発症)
○学童期側弯症(4歳~10歳に発症)
○思春期側弯症(10歳以降に発症)
に分かれます。

・先天性側弯症:
2個以上の背骨がくっついている状態や、
背骨が楔状(三角形状)になっている状態を言います。

・神経、筋性側弯症:
脊髄神経や背筋のマヒが、原因でおきます。

それ以外にも、
・神経線維腫症による側弯症
・間葉系疾患による側弯症
・外傷性側弯症
・その他の原因による側弯症  などがあります。

日本側弯症学会(http://www.sokuwan.jp/index.html)では、
具体的な対策として、病院での治療法は、硬い装具・コルセットを嵌める、
それでも治らなければ、脊椎を金具で固定する手術をします。

側弯用の装具は、いろいろあります。
・ボストン型装具:
多く使われている装具です。
子供の身体にあわせて、3点固定の原理を使う湾曲した凸に圧力をかけます。

服の下でも着用するように出来て、23時間使えるようになってます。
主に、腰椎や胸椎の湾曲に対して、使います。

・ミルウォーキー型装具:
ボストン型装具に似ていますが、装具に垂直の棒によって支えます。
しかも、首につける輪がついてます。
こちらも、23時間装着します。主に、胸椎の湾曲予防に使います。

ただ、いろいろ調べてみると装具の効果は、
1993年のアメリカ予防サービス特別委員会が、
「一時的な湾曲の矯正以外に、装具がその病気の自然進行を
抑制するといえる充分な根拠は、見つからない」
と指摘しています。
Dale,E,Rome,M.D., Saul,M.Bernstein,M.D.,Max,F.Riddick,M.D.,Adler,M.D.,Emans.J.B.M.D.and Gardner-Bonneau,D.Ph.D(May,1997).A Meta-Analysis of the Efficacy of Non-OperativeTreatments for Idiopathic Scoliosis,The Journal of Bone and Joint Surgery 79:664-74

また、1984年の側弯症装具に関する研究では、
装具を着用した患者には「微々たるものだが少しは」
効果があったと指摘しており、
「装具着用が湾曲進行を減少させる見込みが
総合的に見て取れる」とも述書いてあります。

「しかしながら、対照グループの75%近くの患者の湾曲が進行しなかった点から」
これと同じ割合の患者が装具を必要としない可能性があると指摘しています。
Miller,J,A.,Nachemson,A,L.and Schultz,A.B.(Sept,1984).effectiveness of braces in mild idiopathic scoliosis.Spine,9(6):632-5.

また、2007年に発表されたドラン博士とウェインスティン博士の
脊椎に関する研究では、「観察のみと装具着用治療では
どちらにもはっきりした優位点はみられない」とされています。
脊柱側弯症の手術予防として、どちらかの手段をより
進めることも出来ないということです。
Dolan L.A and Weinstein SL.(Phila Pa 1976; Sep,2007)Surgial rates after observation and bracing for adolescentidiopathic scoliosis:an evidence-based review. Spine,1:32(19Suppl):S91-S100.

アキシアル・バイオテック社のオギルヴィー氏が
似たような研究をし、
2009年に脊柱側弯症ジャーナルに発表したものは、
装具着用には全く何の有効性も得られないとしています。
Ogilvie J.,Nelson.,Chettier R.and Ward (2009)Does bracing alter the natunal history of Adolescent Idiopathic Scoliosis? Scoliosis,4(suppl2):O59

筋骨格系疾患:Musculoskeletal Disorders
2004年9月14日刊行の中で、カイロプラクターである
マーク・モーニングスター氏、デニス・ウォゴン氏、ギャリー・ローレンス氏が、
「操作的療法とリハビリ療法混合での脊柱側弯症治療」
という調査研究を発表しました。

研究では、コブ角が15度から52度の22人の脊柱側弯症患者を対象に、

特定の脊椎矯正、運動療法、振動による刺激療法を含むリハビリ治療を行いました。

その結果、19人の研究満期修了患者の中で
6週間後のコブ角の平均減少は、62%あったと報告されました。

(減少は、8度から33度の範囲で、角度の増加がありました。)
Morningstar M.W.,Woggon D. and Lawrence G.(Sep,2004)Scoliosis treatment using a combination of manipulativeand rehabilitative using a combination of manipulativeand rehabilitative therapy: a retrospective case series.BMC Muculoskelet Disord,14(5):32.

これにより、脊柱側弯症の症状の改善のためだけでなく、
側弯症の原因にも焦点を合わせた、
非外科的な手法の利用や、研究の必要性がでてきました。

しかしながら、側弯症の角度が
24度から40度までの一般的な治療は、装具着用です。

装具着用の最大の欠点は、
見た目の悪さなので、着用が続けられないそうです。
女性の場合が特にそうです。

胸部に限界ぎりぎりの力で、圧量をかけて脊椎を固定する為、
胴体締め付ける為、肉体的苦痛を伴います。

また装具の常時着用は、胸部や脊骨周りの筋肉を弱めてします。

脊骨周りの筋肉が弱くなると、脊柱側弯症をさらに悪くします。

最近発表された、

成長中の子供に対する装具着用が与える精神的影響についての研究で、

「60%の子供が装具は、生活に不自由を与えたと感じ、

14%は心に傷を残した」とデータがありました。
Dickson,R.A.and Weinstein,SL.(Mar,1999).Bracing(And Screening)-Yes Or No ?,british Editorial Society of Bone and joint Surgery,81(2):193-8.

実際、日本側弯症学会が出している冊子では、

”民間療法では治らない”と書いてあるようです。

問題は、突発性側弯症の原因も分からずに、コルセットを嵌めただけで
側弯症が治るのか?という疑問は残ります。
本当に治るのであれば、手術の必要はないのでは?と考えます。

成長期までの側弯症は、背骨のねじれを改善することは、
身体のつくりと食事を変えることで、
身体への変化はそんなに難しくないと考えます。

脊柱側彎(そくわん)症からくる痛みですが、
そくわん症が進むと、背骨が逆S状にねじれるので、
身体に痛みが出てきます。

具体的には、
・頚椎の傾きから来る、顔の傾きによる
 首肩こりや痛み・肩関節痛
・肩甲骨と肩甲骨周りの痛みや張り
・背骨のねじれからくる、
 背中の痛みや肋骨隆起の痛み・背骨の痛み
・腰椎の傾きから来る、わき腹痛や腰痛
・重心の左右差でできた膝の痛みや足の痛み
・肋骨の歪みに伴う内臓圧迫
(胃下垂・逆流性食道炎・生理痛・腹痛など)
・胸骨や肋骨の変形からくる呼吸器や心肺機能の低下  などの痛みが出てきます。

これらの痛みは、背骨のねじれを緩和していけば、
身体の痛みが変化すると考えます。

具体的な方法として、逆S字状な背骨のまわりにある
・首肩の筋肉 :肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋、三角筋(右側)
・背中の筋肉:脊柱起立筋
・わき腹の筋肉:外腹斜筋(左側)
・腰の筋肉:腰方形筋、大腰筋
・お尻の筋肉:大殿筋
を、鍼灸や整体で刺激を与えることにより、
硬くなっている筋肉を柔らかくして、背骨のねじれを改善して
身体の痛みを変えます。

脊柱側弯症の痛みが気になる方は、こちらに連絡を。

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